円覚寺へ

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北鎌倉の円覚寺で、日曜説教会と坐禅会が行われていることをふと思い出しました。参加したことはなかったのですが「お話しがいいんですよ」と以前知人から聞いていたのです。新年になり自分を見つめ直したい気持ちに駆られていた私。円覚寺のウェブサイトを開くと今日が新年最初の会とわかり、出かけてゆきました。

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北鎌倉の駅に8時過ぎには到着。説教会は9時開始。電車から降りた人々はみな円覚寺に向かっています。

会場の大方丈に着くとすでに大勢の参加者がいて、開始時刻にはざっと数えても500人近い人々で畳が埋まっていました。詰めて座って下さいとのご指示に、図らずもなんとご本尊の真前に座らせていただけました。

定刻に入室された横田南嶺管長。他の僧侶と同じ法衣を纏い、先導の雲水にとても優しく温かみのある慈愛と感謝に満ちた笑顔を向けられ、ゆっくり深々と頭と腰を下げられたお姿を目の前に見た時、言葉に形容しがたい感動を受けました。

読経のあとの説話は心に残る素敵なお話でした。自分が今こうしてここに生きていることは両親を始めたくさんの方々のおかげだということを改めて感じることができました。

たまたま昨日、夫と二人で押入れの大掃除をしました。今は亡き義父母の遺品やお互いの幼いころからの写真、アルバムに添えられている母のコメント。育児日記。掃除の手がしばらく止まり見入りました。両親が一生懸命私を育ててくれたこと、親も若く育児も手探りで頑張っていたんだなと今だからわかる感謝の気持ちが湧いてきました。入院中の父はわがままばかり言い、急に病院に呼び出されたりして、冷静でいられない気持ちに支配されるこの頃でした。そんなことがあった翌日にこの説話を聞き涙が込み上げました。昨日押入れを整理することには意味があったんだと確信しました。

さて坐禅です。

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書家 金澤翔子さんの「佛心」

お父様が円覚寺に眠って居られるそうです。

大方丈にずらっと200名位参加されていました。周りの方の真似をして靴下を脱ぎ足を組み…たいところですが、身体の硬い私は形だけ<(_ _)>。説話時に教わった呼吸法を繰り返します。

坐禅の「坐」とは、土の上に人が二人。一人は弱い自分。もう一人は元々備わっている本当の自分。本当の自分に出合うために坐禅をするとのことでした。

静寂な広間に響く警策の音にビクビクしましたが(◎_◎;)、希望者のみのようでした。

いろいろなことを考えようと思っていたのに無になれたのか⁇(笑)何も考えることができずに終わりました。今は股関節が痛いですが(笑)参加して良かったと心から思っています!

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最後までご覧いただきましてありがとうございます。<(_ _)>

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