10月に入った昨日のついたち、箱根町宮ノ下にあるお寺「養食山 常泉寺」さんで毎月1日に行われている朝粥の会に、檀家さんの知人女性のご紹介で、家族と参加させていただきました。
本堂で7時から朝のお勤め。その後ご住職のご説法がありました。
箱根の朝はひんやりと肌寒いくらいで、私の住んでいる街との温度の違いを感じました。
ご説法では初めて参加した私たちがとまどうことのないような内容にしてくださり、パワーポイントを用いてプリントも配付していただき、とてもわかりやすく勉強になるお話でした。
さて、待望の( ´艸`)朝粥の会の時間です。
常泉寺の副住職さんは、お寺でのご修行を終えた後、調理師免許を取得され、フレンチシェフの肩書も持つ料理のプロ。人気フレンチ精進料理人の作られる朝粥御膳。期待に胸が膨らみます!
まずは「五観の偈・ごかんのげ」を唱えます。
いただきます<(_ _)>
今日の精進御膳
茸粥・ゴボウのポタージュ・手作り味噌タレの冷やしうどん・小松菜の中華和え・抹茶とほうじ茶のババロア・漬物
まず最初に口にしたお粥は程よい柔らかさの炊き具合に、出汁の味がほんのり漂う茸と昆布。空っぽの胃袋に優しく染みわたります。
ゴボウをふんだんに使ったポタージュは、ささがきにしたゴボウを水に晒し、酢水で水から茹でたものと玉ねぎを一緒に炒めてすりおろし、つなぎにお米を使い、とても手の込んだ一品です。
冷やしうどんの味噌タレは、生姜のみじん切りをごま油で炒め、味噌を調味料と合わせ、最後にミョウガと胡麻を入れたもの。
小松菜の中華和えは、高度な技術で青々と茹で上がっています。
デザートのババロアがまた絶品でした!お抹茶の量がたっぷりなのでお濃茶をいただいているようでした。
タクワンを1枚残しておいて、食べ終わった食器にお湯を注ぎ、綺麗に洗います。最後に「普回向・ふえこう」を唱え、ごちそうさまでした<(_ _)>
本堂には、さすると元気が出る達磨さんがおられました。ナデナデ(^^♪天井の絵は、日本にお二人しかいらっしゃらない絵師の方が描かれた十三仏様。素敵でした。
住職の代から20年以上続けているという朝粥の会。その月の旬の素材を使い丁寧に作られた精進料理は、身体の隅々にまで栄養が行き届くように感じました。
またぜひ参加したいと思います。
常泉寺の皆さま、ご紹介くださいましたIさん、ありがとうございました。
お読みいただきありがとうございます。